象限(読み)しょうげん

精選版 日本国語大辞典 「象限」の意味・読み・例文・類語

しょう‐げん シャウ‥【象限】

〘名〙
座標平面が直交座標軸によって分けられる四つ部分一つ一つ右上左上、左下、右下の順に第一象限、第二象限、第三象限、第四象限という。
② =しぶんえん(四分円)〔小学入門(1875)〈文部省編〉〕

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デジタル大辞泉 「象限」の意味・読み・例文・類語

しょう‐げん〔シヤウ‐〕【象限】

平面を直交する二直線で仕切ってできる四つの部分の一つ一つ。
円の4分の1。四分円

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百科事典マイペディア 「象限」の意味・わかりやすい解説

象限【しょうげん】

1平面を互いに点Oで交わる2直線xOx′,yOy′で四つの部分に分けたとき,その各部分の平面を象限という。直交座標軸O-xyで分けた場合は∠xOyの内部を第1象限といい,以下反時計回りに,∠yOx′,∠x′Oy′,∠y′Oxの内部を第2,3,4象限という。空間を互いに交わる2平面で4部分に分けたときも各部分空間を象限という。

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世界大百科事典(旧版)内の象限の言及

【座標】より

…直交座標系では両座標軸の正の向きは,x軸を原点Oのまわりに時計の針のまわる向きと反対の向きに90度回転したときに,x軸の正の向きとy軸の正の向きが一致するように選ばれているのが通常である。このとき,両座標軸により分かたれる平面の四つの部分のおのおのを象限といい,図4のI,II,III,IVの部分を第1,第2,第3,第4象限という。各象限で座標の符号は一定で,第1象限では(+,+),第2象限では(-,+),第3象限では(-,-),第4象限では(+,-)となる。…

※「象限」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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