貝を作る(読み)カイヲツクル

デジタル大辞泉 「貝を作る」の意味・読み・例文・類語

かいつく・る

《泣くとき、ハマグリのように口をへの字形にするところから》泣きだしそうな顔をする。べそをかく。
「―・るもいとほしながら」〈明石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貝を作る」の意味・読み・例文・類語

かい【貝】 を 作(つく)

(泣き出す時の口つきが、ハマグリの形に似ているところから) 口をへの字に曲げて、泣きだす。べそをかく。泣き顔をする。子供や僧について言うことが多い。
源氏(1001‐14頃)明石「『今日の御送りに、つかうまつらぬ事』など申して、かひをつくるも、いとほしながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android