貝割菜(読み)かいわりな

精選版 日本国語大辞典 「貝割菜」の意味・読み・例文・類語

かいわり‐な かひわり‥【貝割菜】

〘名〙 二つ小葉が、卵の殻を割ったような形に開いて芽ばえるアブラナ科蔬菜(そさい)。特にダイコンカブの芽が出るようすをいう語。かいわり。かいわれ。《季・秋》
俳諧・常盤屋の句合(1680)四番「しほらしき物づくしちょう木かいわりな」

かいわれ‐な かひわれ‥【貝割菜】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「貝割菜」の意味・読み・例文・類語

かいわり‐な〔かひわり‐〕【貝割(り)菜】

ダイコンやカブの芽生え。種子の殻を割って双葉が出てきたもの。食用 秋》ひらひら月光降りぬ―/茅舎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android