貞崇(読み)ていすう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「貞崇」の解説

貞崇 ていすう

866-944 平安時代前期-中期の僧。
貞観(じょうがん)8年生まれ。真言宗。貞観寺の恵宿(えしゅく)に密教をまなび,醍醐(だいご)寺の聖宝(しょうぼう)に灌頂(かんじょう)をうけ,三論(さんろん)もおさめる。延長8年醍醐寺座主(ざす)となるが,大和鳥栖に鳳閣寺をたてて隠棲。のち東寺長者をつとめ,金剛峰寺(こんごうぶじ)座主をかねた。天慶(てんぎょう)7年7月23日死去。79歳。京都出身。俗姓三善通称は鳥栖僧都(そうず)。法名は「じょうすう」ともよむ。

貞崇 じょうすう

ていすう

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android