貧僧(読み)ひんそう

精選版 日本国語大辞典 「貧僧」の意味・読み・例文・類語

ひん‐そう【貧僧】

〘名〙
① まずしい僧侶。貧乏している僧。
明月記‐寛喜二年(1230)正月三日「漏講師請朝恩、述懐貧僧、全不可憂事歟」
浮世草子好色一代女(1686)二「木食又は貧僧(ヒンソウ)のをのづから精進する人の㒵つきは」 〔白居易‐青氈帳二十韻詩〕
※雑俳・柳多留‐二六(1796)「貧僧を夢に見下女はかつがれる」

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デジタル大辞泉 「貧僧」の意味・読み・例文・類語

ひん‐そう【貧僧】

貧しい僧。また、僧が自分のことをへりくだっていう語。

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