貨幣プール(読み)かへいぷーる

世界大百科事典(旧版)内の貨幣プールの言及

【運賃】より

…しかしその独占化の過程においては,しばしば激烈な寡占的競争がみられ,相互に高価な代償を支払ってのちプーリングpoolingという協調関係を設定する場合がある。プーリングのおもな形態としては運輸プールtraffic poolと貨幣プールmoney poolがある。前者は,特定競争品目に関する運賃協定と運送分担比率を相互に協定し,お互いの競争を排除するものであり,後者は特定競争品目に関する,参加者の運賃収入の全部あるいは一部を,ひとまず共通のプール勘定に供託し,一定期間ごとに,事前に協定された配分比率でもってその供託金を相互に配分するというものである。…

※「貨幣プール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android