賞遇（読み）しょうぐう

精選版 日本国語大辞典

しょう‐ぐう シャウ‥【賞遇】

〘名〙

① よい待遇。

※懐風藻（751）弁正伝「以_レ善_二囲棊_一、屡見_二賞遇_一」

② 受刑者が改悛(かいしゅん)の情を認められた場合に与えられる待遇。接見や信書発受の回数を増したり、作業の変更を許したりすることなど。

※監獄法（明治四一年）（1908）五八条「受刑者改悛の状あるときは賞遇を為すことを得」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しょう‐ぐう〔シヤウ‐〕【賞遇】

１ よい待遇。
２ かつて刑務所などで、改悛かいしゅんの情の認められる受刑者に賞として与えた優遇。面会や信書発送の回数を増やしたり、肌着の自弁や作業の変更を許すことなど。平成17年（2005）の監獄法改正時に廃止。現行の刑事収容施設法では、人命救助や災害時の応急用務で功労があった場合に賞金・賞品の授与などを行う褒賞の規定がある。

出典　小学館

普及版 字通

【賞遇】しようぐう

恩賞。

字通「賞」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」