賢顔(読み)かしこがお

精選版 日本国語大辞典 「賢顔」の意味・読み・例文・類語

かしこ‐がお ‥がほ【賢顔】

〘名〙 (形動) いかにも自分が賢いと思っているような、得意げな顔つき。賢そうな顔。りこうぶった顔つき。したり顔
平家(13C前)五「うへになりしたになり、ころびあふところに、かしこがほに上下よって」

さかし‐がお ‥がほ【賢顔】

〘名〙 利口ぶった顔つき。
※栄花(1028‐92頃)日蔭のかづら「いとさかしかほにとぶらひ参らする人々などあるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「賢顔」の意味・読み・例文・類語

かしこ‐がお〔‐がほ〕【賢顔】

利口ぶった顔。得意そうな顔つき。
「上になり下になり、ころびあふところに、―に上下寄って」〈平家・五〉

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