質朴・質樸(読み)しつぼく

精選版 日本国語大辞典 「質朴・質樸」の意味・読み・例文・類語

しつ‐ぼく【質朴・質樸】

〘名〙 (形動)
① 自然のままで人手の加わらないこと。また、そのさま。
② 律義で、飾りけのないこと。また、そのさま。純朴。素朴
※本朝文粋(1060頃)三・弁散楽〈秦氏安〉「質朴之性。見舞聞歌。合応御遊
青年(1910‐11)〈森鴎外〉三「婆あさんの質樸(シツボク)で、身綺麗にしてゐるのが」 〔荀悦‐馮唐論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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