質量保存則(読み)シツリョウホゾンソク

化学辞典 第2版 「質量保存則」の解説

質量保存則
シツリョウホゾンソク
law of conservation of mass

化学反応前後物質質量は不変であるという法則.A.L. Lavoisier(ラボアジエ)(1774年)が金属と空気中の酸素化合実験から見いだした.質量とエネルギー同等性からみれば,化学反応においても反応熱の出入によって質量は変化しているはずであるが,測定不可能なほど小さい.しかし,核反応では放出されるエネルギーがきわめて大きいから,反応の前後で当然質量は変化する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

法則の辞典 「質量保存則」の解説

質量保存則【law of conservation of mass,law of mass conservation】

(1) 質量恒存の法則*参照

(2) 連続体力学において,質量が時間的に増減しないことを表した法則.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android