赤富士(読み)あかふじ

精選版 日本国語大辞典 「赤富士」の意味・読み・例文・類語

あか‐ふじ【赤富士】

〘名〙 晩夏から初秋にかけての早朝裏富士が真っ赤に見える現象。雲や霧の濃淡朝日の微妙な兼ね合いによるものといわれる。《季・夏》
古稀春風(1957)〈富安風生〉「赤富士に露滂沱たる四辺かな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「赤富士」の意味・読み・例文・類語

あか‐ふじ【赤富士】

雲・霧と朝日との関係で、晩夏から初秋にかけての早朝に、富士山が赤く見える現象。北斎の「富嶽三十六景」の一つとしても知られる。 夏》「―に露滂沱ばうだたる四辺かな/風生
[補説]作品名別項。→赤富士

あかふじ【赤富士】[絵画]

凱風快晴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「赤富士」の解説

赤富士

兵庫県、小西酒造が製造・販売する清酒の商品名。清酒ブランド「白雪」のひとつ純米吟醸酒

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android