精選版 日本国語大辞典 「赤熊・赭熊」の意味・読み・例文・類語
しゃ‐ぐま【赤熊・赭熊】
〘名〙
② (転じて) 赤い毛髪をいう。赤毛。また、赤ちゃけた髪。
※浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)中「頭はしゃぐま、猫背中、鳩胸に顔は猿、まちっとで鵺(ぬえ)になる」
③ (もと①に似た赤毛を用いたところから) 縮れ毛で作った入れ毛。おもに、日本髪などを結うときにふくらませる部分に入れる。
※俳諧・洛陽集(1680)下「杉立(すぎたち)や赤熊(シャグマ)懸たる下紅葉〈我鴎〉」
④ 「しゃぐままげ(赤熊髷)」の略。
※外科室(1895)〈泉鏡花〉下「丸髷でも、束髷でも、乃至しゃぐまでも何でも可」
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