赤馬(読み)アカウマ

デジタル大辞泉 「赤馬」の意味・読み・例文・類語

あか‐うま【赤馬】

赤毛の馬。
火事または放火をいう語。
月経をいう花柳界の語。

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精選版 日本国語大辞典 「赤馬」の意味・読み・例文・類語

あか‐うま【赤馬】

〘名〙
① 毛が赤っぽい馬。赤毛の馬。
書紀(720)雄略九年七月(前田本訓)「赤駿(アカウマ)に騎(の)れる者(ひと)に逢ふ」
地獄畜生道亡者を責めるという、赤毛の馬の姿をした獄卒
※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)六幕「畜生道の赤馬に修羅餓鬼道を引廻され」
③ 酒をいう、浄瑠璃社会の隠語
※楽屋図会拾遺(1802)下「酒を赤むま、又せいざ」
④ 月経をいう、花柳界の語。うま。あかだま。
⑤ 火事、または、放火をいう、犯罪者仲間の隠語。あかいぬ。〔日本隠語集(1892)・特殊語百科辞典(1931)〕

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「赤馬」の解説

あかんま【赤馬】

沖縄泡盛。酒名は、八重山地方の祝いの席で踊られる赤馬節にちなみ、酒も祝宴に欠かせないものであることから命名。一般酒。洗米から蒸留まで全工程を手作業で行う。原料はタイ米、黒麹。アルコール度数25%。蔵元の「池原酒造所」は昭和26年(1951)創業所在地は石垣市字大川。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「赤馬」の解説

赤馬

沖縄県、池原酒造所が製造する泡盛。名称石垣島で祝いの席などで唄い踊られる「赤馬(あかんま)節」にちなむ。

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