走下部(読み)はしりしもべ

精選版 日本国語大辞典 「走下部」の意味・読み・例文・類語

はしり‐しもべ【走下部】

〘名〙 走り使いをするしもべ検非違使庁のしもべなどの称。
増鏡(1368‐76頃)一三「はしりしもべとかやいふ物八人に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の走下部の言及

【下部】より

…したがって,下部の一般的な職務内容は,野盗・山賊等の追跡・逮捕,獄囚に対する拷訊,流罪人の配所への護送などであった。この下部をその職務の性格によって分類すると,走下部(はしりしもべ)と放免の2種類になる。走下部とは,いわゆる走使いのことであり,放免とは,罪人の罪をゆるして,その代償に犯罪人の探索や密告収集活動に従事させたものである。…

※「走下部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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