足に任せる(読み)アシニマカセル

デジタル大辞泉 「足に任せる」の意味・読み・例文・類語

あしまか・せる

特に目的を決めないで、気の向くままに歩く。また、足の力の続く限り歩く。「―・せて全国各地を旅する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足に任せる」の意味・読み・例文・類語

あし【足】 に 任(まか)せる

乗物に乗らないで、歩いて行く。足を頼りに行く。また、足の力の続くかぎり歩く。
平家(13C前)一二北条、馬にのれといへども乗らず〈略〉足にまかせてぞ下りける」
② はっきりした行先もなく、また、特に目的も定めないで歩く。あてもなく気ままに歩きまわる。
※虎明本狂言・八尾(室町末‐近世初)「足にまかせて行程に、六道の辻に着にけり」

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