足代弘興(読み)あじろ ひろおき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「足代弘興」の解説

足代弘興 あじろ-ひろおき

?-1574 戦国-織豊時代の神職
伊勢(いせ)山田の慶光院清順尼と協力して全国を勧進(かんじん),資金をあつめ,中絶していた伊勢神宮式年遷宮永禄(えいろく)6年(1563)に復興させた。その功により度会(わたらい)神主の姓をうけ,外宮(げくう)権禰宜(ごんのねぎ)となった。のち外宮長官檜垣氏の養子となり真興と改名天正(てんしょう)2年1月17日死去。通称は七郎右衛門,民部。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「足代弘興」の意味・わかりやすい解説

足代弘興
あじろひろおき

[生]?
[没]天正2(1574)
戦国時代神官。長く中絶していた伊勢神宮の式年遷宮を復興し,その功により,権禰宜となる。豊受大神宮神官足代家中興の祖。

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