足元を見る（読み）あしもとをみる

精選版 日本国語大辞典

あしもと【足元】 を=見(み)る［=見立(みた)てる・見抜(みぬ)く］

相手の弱みを見抜いて、それにつけこむ。弱点に乗じる。

※浮世草子・西鶴置土産（1693）一「傘(からかさ)一本かせといへば、女房が下女にいひ付て編笠ならばござるといふ。さても足(アシ)もとを見立(ミタテ)たる返事する」

※浄瑠璃・傾城酒呑童子（1718）四「六百両と言ひかけしに、無徳心(むどくしん)の長めに足もと見られ、千両無くては隙くれまいと言ひつのって、埒明(らちあけ)ず」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

足元あしもとを◦見みる

相手の弱みにつけこむ。「―◦見られて高い値をつけられる」
[類語]付け入る・乗じる・付け込む・尻毛を抜く

出典　小学館