足利様(読み)あしかがよう

世界大百科事典(旧版)内の足利様の言及

【花押】より

…例えば鎌倉幕府の執権北条氏の花押が,おおよそ時政型(泰時,経時,重時,政村,時村等)と義時型(時宗,貞時,熙時,高時等)の2類型に分けられる。室町時代には足利将軍家をはじめとして広く守護,奉公衆,奉行人その他諸国の武士の間に,足利尊氏の花押を原型とするいわゆる足利様(あしかがよう)の花押(例えば足利義満,義教,義政,高師直,斯波義将,伊勢貞親,飯尾清藤)が用いられた。江戸時代(とくに前期)には徳川将軍家以下一般武士の間にまで,天地の二線を特徴とする徳川家康の花押にあやかったいわゆる明朝体(みんちようたい)の花押(例えば徳川秀忠,家光,綱吉,吉宗,本多正信,伊奈忠次,前田利長,毛利秀元,大石良雄)が用いられており,これらはその好例である。…

※「足利様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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