足利銀行(読み)あしかがぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「足利銀行」の意味・わかりやすい解説

足利銀行
あしかがぎんこう

地方銀行。1895年設立。1914年佐野銀行を合併し,その後栃木県と埼玉県の 5行を合併,12行を買収,1944年下毛貯蓄銀行を買収して成長。栃木県内を中心に関東地方や福島県を地盤として営業。首都圏の拡大や県内への企業進出によって業績を伸ばしたが,バブル経済崩壊で巨額の不良債権を抱え,2003年債務超過に陥り経営破綻,特別危機管理銀行として国有化された。2008年4月,野村ホールディングスを中心とする企業連合により足利ホールディングスが設立され,足利銀行は同年7月にその子会社となった。足利ホールディングスは 2016年に常陽銀行と経営統合し,めぶきフィナンシャルグループへ商号変更した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「足利銀行」の解説

足利銀行

正式社名「株式会社足利銀行」。通称「あしぎん」。英文社名「THE ASHIKAGA BANK, LTD.」。銀行業。明治28年(1895)設立。本店は宇都宮市桜。足利ホールディングス子会社の地方銀行。栃木県地盤。埼玉・群馬茨城県などに支店を展開。県の指定金融機関。貸出金シェア県内トップクラス。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android