足参る(読み)あしまいる

精選版 日本国語大辞典 「足参る」の意味・読み・例文・類語

あし【足】 参(まい)

(「みあし(御足)参る」の形で用いる。「参る」は、奉仕する意) 貴人の足をもみさすって差し上げる。
源氏(1001‐14頃)葵「中将の君といふ、御あしなどまいりすさびて、おほとのごもりぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「足参る」の意味・読み・例文・類語

あしまい・る

貴人の足をもみ、さする。
「御―・れと候へば、参り候ひつる」〈今昔・二六・一七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android