足早(読み)アシバヤ

デジタル大辞泉 「足早」の意味・読み・例文・類語

あし‐ばや【足早】

[名・形動]
歩くのが速いこと。また、そのさまやそういう人。「足早に通りすぎる」
(比喩的に)時がすばやく経過すること。また、そのさま。「桜の季節が足早に通り過ぎていく」
[類語](1すたこらすたすたすたこらさっさ一散一目散雲を霞と身軽い身軽軽軽かるがる軽快かろやか簡捷かんしょうはしこいすばしこい素早い手早い敏速敏活迅速敏捷びんしょう手ばしこい手早速やか速い早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里急ピッチ矢の如しはかばかしい目にも留まらぬひらりひょいひょいひょいぴょんぴょんぴょんてきぱきしゃきしゃききびきびずんずんクイックスピーディーハイペースさっとちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっととついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた

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精選版 日本国語大辞典 「足早」の意味・読み・例文・類語

あし‐ばや【足早】

〘名〙 (形動)
① 歩くことのはやいさま。また、その人。移動のはやいさま。はやあし。
平家(13C前)四「いとどあしばやに過ぎさせ給ふ」
義経記(室町中か)四「聞ゆる足早(アシバヤ)なりければ、弁慶より三段ばかり先立つ」
② 船の速力のはやいこと。
万葉(8C後)七・一四〇〇「島伝ふ足速(あしばや)の小舟風守り年はや経なむ逢ふとはなしに」

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