足袋・単皮(読み)たび

精選版 日本国語大辞典 「足袋・単皮」の意味・読み・例文・類語

たび【足袋・単皮】

〘名〙 防寒礼装などのために、主として和服の時、足にはく袋形のもの。古くは革で作り、近世以来、木綿、絹、キャラコ別珍(べっちん)などで作る。足先親指と他の四指との二又に分け、踝の後ろで金具で止める。《季・冬》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
※宇治拾遺(1221頃)一一「猿の皮のたびに、沓きりはきなして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android