足音(読み)アシオト

デジタル大辞泉 「足音」の意味・読み・例文・類語

あし‐おと【足音/×跫】

歩いたり走ったりするときに出る足の音。「―を立てる」「―が遠くなる」
あるものの近づいてくる気配。「春の―」
[類語]物音靴音槌音爪音鐘声

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足音」の意味・読み・例文・類語

あ‐の‐と【足音】

〘名〙 あしおと。
廃園(1909)〈三木露風推移「たましひ幾つ吹かれ消ゆ人の跫音(アノト)に」
[補注]「万葉‐二六五四」の「君に恋ひ寝ねぬ朝明に誰が乗れる馬の足音そ我に聞かする」の「足音」を「あのと」と訓む説が多い。

あ‐おと【足音】

〘名〙 あしおと。→あのと。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
※独り歌へる(1910)〈若山牧水〉上「あめつちにわが跫音(アオト)のみ満ちわたる夕さまよひに月見草摘む」

あ‐と【足音】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「足音」の読み・字形・画数・意味

【足音】そくおん

あし音。

字通「足」の項目を見る

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