路翎(読み)ろれい(英語表記)Lu Ling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「路翎」の意味・わかりやすい解説

路翎
ろれい
Lu Ling

[生]1923
[没]1994
中国の作家江蘇省,南京出身。雑誌『七月』に寄稿して胡風に認められ,『飢えた郭素娥』 (1943) ,短編集『求愛』 (1946) ,『鉄鎖なかで』 (1949) などを発表。 1952年には朝鮮戦争に従軍し,『初雪』などの小説,『板門店前線散記』などの散文を発表したが,1954年胡風グループとして批判された。作品はほかに『くぼ地での戦役』 (1954) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android