踉蹌(読み)ロウソウ

デジタル大辞泉 「踉蹌」の意味・読み・例文・類語

ろう‐そう〔ラウサウ〕【××蹌】

[ト・タル][文][形動タリ]ふらふらとよろめくさま。蹌踉
「石をみ、巌を廻り…―としてちかづき見れば」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「踉蹌」の意味・読み・例文・類語

ろう‐そう ラウサウ【踉蹌】

〘形動タリ〙 歩きぶりがたしかでないさま。ふらふらとよろめくさま。蹣跚(まんさん)。蹌踉。
江戸繁昌記(1832‐36)二「歩々踉蹌、酔を声妓の肩に扶られ」
※金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉続「心地死ぬべく踉蹌として近(ちかづ)き見れば」 〔柳宗元‐遊南亭夜還叙志詩〕

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普及版 字通 「踉蹌」の読み・字形・画数・意味

【踉蹌】ろうそう

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