踏掛・踏懸(読み)ふみかける

精選版 日本国語大辞典 「踏掛・踏懸」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐か・ける【踏掛・踏懸】

〘他カ下一〙 ふみか・く 〘他カ下二〙
① 踏み込んでいく。また、勝負をいどむ。
葉隠(1716頃)一「何某喧𠵅打返をせぬゆへはじに成たり。打返の仕様踏懸て切殺さるる事也」
② 足をもたせかけるように、物の上に置く。足を乗せる。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)四「合羽かごへ、土足をふみかけやアがって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android