踏石(読み)ふみいし

精選版 日本国語大辞典 「踏石」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐いし【踏石】

〘名〙
玄関沓脱(くつぬぎ)上がり口に置いて履物などをのせるための石。沓脱石。
浮世草子好色一代男(1682)七「踏石(フミイシ)の上なる引下駄を枕に凝えて」
② 庭、路地などに一定間隔に敷いてある石。飛び石
※俳諧・青筵(1700)上「踏石に雨のはらりゆりの花〈取貝〉」

ほむし【踏石】

〘名〙 (動詞「ほむ(踏)」の連体形に「石」のついた「ほむいし」の変化した語) 誓(うけい)のため踏む石。
書紀(720)景行一二年一〇月(熱田本訓)「故其の石を踏石(ホムシ)と号く」

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デジタル大辞泉 「踏石」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐いし【踏(み)石】

玄関や縁側の上がり口に据えて、脱いだ履物を置く石。くつ脱ぎ石。
庭・通路などに一定の間隔で置いた石。飛び石。

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