躍起(読み)ヤッキ

デジタル大辞泉 「躍起」の意味・読み・例文・類語

やっ‐き〔ヤク‐〕【躍起】

[名・形動]あせってむきになること。また、そのさま。「躍起になって否定する」
[類語]命懸け必死死に物狂い捨て身懸命大わらわかりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうず苛立つじれる苛つく業を煮やす痺れを切らす歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこいまどろっこい隔靴掻痒いらいら荒れる荒らすすさむすさぶ焦慮苛立ち焦燥焦るせく急き込む気が急く逸るテンパる焦心尖る決死不惜身命ふしゃくしんみょう大車輪八面六臂一所懸命一生懸命全力総力死力渾身入魂全身全霊手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしい煮え切らないうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断柔いやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い肝が小さい肝っ玉が小さい

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精選版 日本国語大辞典 「躍起」の意味・読み・例文・類語

やっ‐き ヤク‥【躍起】

〘名〙
① (━する) おどりたつこと。勢いよく立つこと。おどりあがること。
日本外史(1827)一「清盛大怒。躍起蹴其面、痛掠治之、得実」 〔高啓‐独遊白蓮寺池上看雨詩〕
② (形動) 気持のせくこと。はやること。いらだつこと。やきもきすること。また、そのさま。
咄本・座笑産(1773)手帳亭主やっきとし、早々仲人を呼に遣り、能々吟味して」

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普及版 字通 「躍起」の読み・字形・画数・意味

【躍起】やくき

とび上がる。明・高啓〔独り白蓮寺に遊び、池上に雨を看る〕詩 披(ひら)きて魚し 樹靜かにして禽鳴罷(や)む

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