身に付く(読み)ミニツク

デジタル大辞泉 「身に付く」の意味・読み・例文・類語

・く

自分所有となる。自分のものとして持つ。「悪銭―・かず」
知識習慣技術などが、自分自身のものとなる。「早寝早起きが―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身に付く」の意味・読み・例文・類語

み【身】 に 付(つ)

① 飲食物が自分の血となり肉となる。栄養になる。
浄瑠璃伊賀越道中双六(1783)六「肴は干鰯が一疋なし。虱より外あなたの身に付く物はない」
② 自分のものになる。長く自分のものとして持っている。
※俳諧・若狐(1652)六「忠か不忠になれる奉公 身につかぬ果報はうすきびくなれや」
③ 知識・技術・習慣などが自分のものとして自由にできる。熟練する。
人情本・恋の若竹(1833‐39)中「そんなら色があるので無く、出来ないので焦れて勤が身(ミ)に附(ツ)かぬと云ふのかえ」
④ 身体にぴったりする。
※俳諧・射水川(1701)下「身につかぬ所はかたきふすま哉〈北枝〉」
服装態度などがしっくりと調和し似合う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android