身を切る(読み)みをきる

精選版 日本国語大辞典 「身を切る」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 切(き)

① つらさや寒さなどが非常にきびしくて、からだを切るようである。
※相模集(1061頃か)「もえこがれみをきるばかりわびしきはなげきのなかの思なりけり」
自分の金で支払う。身銭を切る。自腹を切る。
洒落本・仮根草(1796か)三子草庵結夢「五十会斗いきやしたがわっちが身を切たのは三会目の床花ぎりさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「身を切る」の意味・読み・例文・類語

・る

つらさや寒さが厳しく、からだを切るように感じられる。「―・るような寒さ」「議員自らが―・る姿勢を示す」「―・る改革
自分の金で払う。身銭を切る。
「わっちが―・ったのは三会目の床花ぎりさ」〈洒・仮根草〉
[類語]冷たい冷やっこい冷ややか冷涼寒冷凜冽りんれつ清冷清冽冷え冷えひんやりひやりきんきん冷や冷や冷や冷温清涼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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