身不知(読み)みしらず

精選版 日本国語大辞典 「身不知」の意味・読み・例文・類語

み‐しらず【身不知】

〘名〙 (形動)
身分を顧みないこと。身の分際を考えないこと。また、そのさま。身のほど知らず。
※やみ夜(1895)〈樋口一葉〉八「はて身知(ミシ)らずの男、医者に成るは芋大根作りたてるとは竪(たて)が違ふぞ」
② からだを大事にしないこと。身の危険を顧みないこと。また、そのさま。むこうみず。
談義本・豊年珍話(1760)五「酒に溺るる身しらずの無分別者なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「身不知」の解説

身不知(みしらず)

北海道余市郡余市町で生産されるナシ果皮は黄色がかった緑色で、実は400g程度と大きめの紡錘形肉質はやや粗いが、歯ざわりがよく、わずかな酸味と独特の香りがあり、食味良好。明治時代に余市町山道村で偶然実生として発見され、1922年に命名。中国ナシに由来すると考えられている。「千両」ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android