軋軋(読み)あつあつ

精選版 日本国語大辞典 「軋軋」の意味・読み・例文・類語

あつ‐あつ【軋軋】

〘形動タリ〙 車や艪(ろ)などがきしる音。
※搏桑名賢詩集(1704)首・北行途中〈一乗院法親王真敬〉「箯輿軋軋過塘辺、半抱詩情半打眠」
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉二「軋軋(アツアツ)として艀(はしけ)来りぬ」 〔温庭筠‐蓮浦謡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「軋軋」の読み・字形・画数・意味

【軋軋】あつあつ

車のきしる音。ものの群生するようす。唐・許渾旅懐〕詩 征車何ぞ軋軋たる 南北して天涯に極(いた)る

字通「軋」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android