デジタル大辞泉 「転失気」の意味・読み・例文・類語 てんしき【転失気】 落語。体調のすぐれない和尚が診察に訪れた医者から「てんしき」があるかないかを聞かれる。和尚は知ったかぶりをしてその場をごまかし、あとで小僧を呼んで近所に「てんしき」を調べに行かせる。だれもが知ったかぶりをしたため、はっきりしたことを聞き出せない小僧は最後に医者を訪ね「てんしき(転失気)」とは屁へのことだと聞かされる。小僧は、和尚に「てんしき」とは盃のことと偽りを伝える。医者の往診の折、宝物の盃を見てもらおうと小僧に「てんしき」を持ってくるように命じた和尚がとんちんかんなやりとりの末、真相を知るというもの。《から転じて》屁のこと。おなら。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「転失気」の解説 転失気(てんしき) 古典落語の演目のひとつ。代表的な前座話のひとつ。三代目三遊亭金馬が得意とした。オチは間抜オチ。主な登場人物は、和尚、小坊主。「てんしき」とはおならのこと。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報