軽井沢町(読み)カルイザワマチ

デジタル大辞泉 「軽井沢町」の意味・読み・例文・類語

かるいざわ‐まち〔かるゐざは‐〕【軽井沢町】

軽井沢

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日本歴史地名大系 「軽井沢町」の解説

軽井沢町
かるいざわまち

面積:一五五・六九平方キロ

佐久平さくだいらの東北部に位置し、浅間山(二五四二メートル)の南東麓、標高一〇〇〇メートル内外の高原地帯。北東は群馬県吾妻あがつま嬬恋つまこい村・長野原ながのはら町・群馬郡倉淵くらぶち村・碓氷うすい松井田まついだ町に、南は八風はつぷう(一三一五メートル)付近で群馬県甘楽かんら下仁田しもにた町及び佐久市に接し、西は御代田みよた町である。町域には軽井沢・とうげ沓掛くつかけ借宿かりやど油井ゆい発地ほつち馬取萱まとりがや追分おいわけ茂沢もざわ等の旧村を含み、これはおおむね中世の大井おおい長倉ながくら郷の範囲にあたる。古代の官牧長倉ながくら牧もこの辺り一帯であり、古代の碓氷うすい坂にあたるとされる入山いりやま(現軽井沢町境、群馬県碓氷郡松井田町)碓氷峠(現軽井沢町峠、群馬県碓氷郡松井田町)は、関東への重要な門戸であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軽井沢町」の意味・わかりやすい解説

軽井沢〔町〕
かるいざわ

長野県東部,浅間山の南東斜面にある町。 1923年町制。中心地域は北,東,南を山地に囲まれた盆地状の高原で,標高 950~1100m。8月の平均気温は約 20℃。中心集落の旧軽井沢は近世中山道宿場町で,東方碓氷峠を控え,追分沓掛とともに浅間三宿といわれて繁栄した。明治以後は宿場町としては衰退したが,1886年イギリス人の宣教師 A.ショーによって,すぐれた避暑地であることが紹介され,第1次世界大戦以後夏季別荘地として発展。広い敷地をもつ古い別荘が多く,夏季には軽井沢駅の付近に避暑客向けの商店街ができる。沓掛は大正中期から開発されて中軽井沢となり,追分は 1960年代以後,西軽井沢の名で急速に別荘地化した。個人別荘のほか学校・会社の寮も多く,夏季の人口は常住人口の 10倍以上に達する。千ヶ滝,白糸ノ滝などを含む北部一帯は上信越高原国立公園,南部は妙義荒船佐久高原国定公園に属する。旧三笠ホテルは重要文化財。 1997年北陸新幹線が開通。しなの鉄道,国道 18号線,146号線が通る。面積 156.03km2。人口 1万9188(2020)。

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