軽子(読み)カルコ

デジタル大辞泉 「軽子」の意味・読み・例文・類語

かる‐こ【軽子】

軽籠かるこ荷物を運んだところから》雇われて荷物を運ぶ人。担ぎ人足
江戸深川遊郭で、仲居のこと。
墨壺仮子かりこのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軽子」の意味・わかりやすい解説

軽子
かるこ

魚市場船着き場などで荷物運搬を業とする人足。縄を編んで畚 (もっこ) のようにつくった軽籠 (かるこ) と呼ばれる運搬具を用い,これに荷物を載せ,棒を通してかついで運んだところからこの称が出た。のちには,背負い,あるいは荷車を使って荷物運搬を行う人足も軽子と呼ばれた。

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