輿論・世論(読み)よろん

精選版 日本国語大辞典 「輿論・世論」の意味・読み・例文・類語

よ‐ろん【輿論・世論】

〘名〙 世上一般に唱えられる議論。世間一般の人の意見。せいろん。せろん。公論
※峨眉鴉臭集(1415頃)自南住興国「輿論帰、重起前住自南禅師於西来精舎」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一一「輿論(ヨロン)の方針を左右すべき学者本分を誤るからさ」 〔李商隠‐為汝南公華州賀赦表〕
[補注]昭和二一年(一九四六)に告示された当用漢字表に「輿」の字が含まれなかったため、「世論」を「よろん」と読ませて用いるようになった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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