精選版 日本国語大辞典 「辰松風」の意味・読み・例文・類語
たつまつ‐ふう【辰松風】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…髻を二つに折るいわゆる〈二つ折れ〉の形式には,おもな髻に茶筅(ちやせん)髻,銀杏(いちよう)髻,本多(ほんだ)髻などの系統が生まれ,女性の髪形の場合と同様に,武士,町人の区別はもとより,職業によっても各人の髪形に変化がみられた。江戸中期以後は,これらの髻形を基本として,辰松(たつまつ)風,文金風,本多風という三つの流れをもつ髻形へと移行した。辰松風とは,享保年間(1716‐36)辰松八郎兵衛という人形遣いの名人の結った髻で,髻の刷毛先が短く,先端が急こう配に折れ曲がっていて,根を高く巻きあげその芯に針をさして固定したともいう。…
※「辰松風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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