近事(読み)ごんじ

精選版 日本国語大辞典 「近事」の意味・読み・例文・類語

ごん‐じ【近事】

〘名〙 (三宝に近づいて奉事する意から) 仏語五戒をうけた在家信者をいう。男を近事男(ごんじなん)、女を近事女(ごんじにょ)と称した。〔大宝積経‐三〕

きん‐じ【近事】

〘名〙 近ごろのできごと。〔春秋左伝注‐成公九年〕

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デジタル大辞泉 「近事」の意味・読み・例文・類語

ごん‐じ【近事】

三宝に近づいて仕える者の意で、五戒を受けた在家の信者のこと。男を近事なん、女を近事にょという。

きん‐じ【近事】

近ごろの出来事。最近の事件

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普及版 字通 「近事」の読み・字形・画数・意味

【近事】きんじ

近ごろのことがら。〔漢書、陳湯伝〕威武勞を言へば則ち方叔・吉甫(ともに〔詩〕にみえる周の功臣)より大に、~事の功は則ち安(侯、吉)・長羅(侯、常恵)よりも高し。

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