近藤乾之助(読み)こんどう けんのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近藤乾之助」の解説

近藤乾之助 こんどう-けんのすけ

1928-2015 昭和-平成時代の能楽師シテ方
昭和3年4月18日生まれ。近藤乾三の子。父にまなび,昭和8年初舞台。ついで宝生(ほうしょう)流17代宝生九郎,18代宝生英雄(ふさお),野口兼資(かねすけ)に師事。47年重要無形文化財「能楽」(総合指定)保持者となる。平成13年「是界」白頭・「柏崎」舞入りの演技芸術院賞。宝生会理事をつとめた。平成27年5月1日死去。87歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「近藤乾之助」の意味・わかりやすい解説

近藤乾之助
こんどうけんのすけ

[生]1928.4.18. 東京,東京
宝生流シテ方の能楽師。近藤乾三長男。父乾三,17世宝生九郎重英),および 18世宝生英雄に師事。野口兼資の教えも受ける。1933年『鞍馬天狗』の花見で初舞台。1946年『吉野静』で初シテ。1961年『道成寺』を初演。1992年度芸術選奨文部大臣賞。1995年紫綬褒章。2001年日本芸術院賞。近藤乾之助試演会を主宰。(→

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android