退出(読み)タイシュツ

デジタル大辞泉 「退出」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゅつ【退出】

[名](スル)今までいた場所からしりぞいて出ること。特に、おおやけの場所や貴人の前などから出ること。「法廷から退出する」
[類語]退場退席中座下がる退室退座離席座を外す席を外す席を蹴る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退出」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゅつ【退出】

〘名〙
① 貴人の前や役所などから引きさがって帰ること。その場からさがること。
明月記‐治承四年(1180)二月九日「参中宮御方、大原野祭御幣等儲之退出、参八条
太平記(14C後)一四「皆興を醒して退(タイ)出し」
② 追放すること。放逐すること。
吾妻鏡‐文治五年(1189)二月三〇日「前地頭遠平代官可早退出郡内事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android