退避(読み)たいひ

精選版 日本国語大辞典 「退避」の意味・読み・例文・類語

たい‐ひ【退避】

〘名〙 危険を避けるため、ある場所から、退くこと。退いて危難を避けること。
日本外史(1827)一「我祖桓武実肇此都、後降為武臣、於今八世未嘗退避
遙拝隊長(1950)〈井伏鱒二〉「後続部隊も、みんなゴム林のなかに退避した」 〔漢書‐張禹伝〕

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デジタル大辞泉 「退避」の意味・読み・例文・類語

たい‐ひ【退避】

[名](スル)その場所を退いて危険を避けること。避難。「津波の前に高台まで退避する」
[類語]退散退去退却避難よける避けるいなすかわらす外すれる外れる受け流す回避忌避敬遠逃避待避肩透かし

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普及版 字通 「退避」の読み・字形・画数・意味

【退避】たいひ

避ける。〔漢書、張禹伝〕禹(帝舅、陽平侯王)鳳と、竝びに書を領し、自ら安んぜず。數(しばしば)もて上書して骸骨を乞ひ(辞職を願う)、鳳をせんと欲す。上(しやう)報じて曰く、~(わ)が(たが)ふこと無(なか)れと。

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