精選版 日本国語大辞典 「送行」の意味・読み・例文・類語
そう‐あん【送行】
※太平記(14C後)三九「中峯和尚の作られし送行(ソウアン)の偈、誠に由ありと御心に染みて」
※古活字本毛詩抄(17C前)六「をちの文公に何をかな送行に出と思案せられた」
② 陰暦七月一五日、夏安居(げあんご)を終えた僧が自分の寺に帰ること。《季・秋》
※俳諧・新類題発句集(1793)秋「送行やちりぢりに行く雲と水〈馬随〉」
そう‐こう ‥カウ【送行】
〘名〙 人の旅立ちを見送ること。見送り。
※蕉堅藁(1403)送松上人帰総州「東風望杳総陽城、可レ忍怱々此送行」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報