デジタル大辞泉 「這ひ渡る」の意味・読み・例文・類語 はい‐わた・る〔はひ‐〕【×這ひ渡る】 [動ラ四]1 這って渡る。また、這うようにして行く。「物のそばよりただ―・り給ふほどぞ、ふとうち見えたる」〈源・野分〉2 近い距離で、車など用いずに歩いて行く。「乗り物なきほどに―・るほどなれば」〈かげろふ・上〉3 蔓つるなどが、這って伸び広がる。「下にのみ―・りつる葦の根のうれしき雨にあらはるるかな」〈後撰・雑三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例