通謀（読み）つうぼう

精選版 日本国語大辞典

つう‐ぼう【通謀】

〘名〙 相手方とあらかじめしめしあわせて犯罪などをたくらむこと。

※刑法（明治一三年）（1880）一三二条「敵国に通謀し」 〔史記‐斉悼恵王世家〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

つう‐ぼう【通謀】

［名］(スル)相手方とあらかじめ示し合わせて事をたくらむこと。共謀。「通謀して虚偽の申し立てをする」

出典　小学館

普及版 字通

【通謀】つうぼう

謀を通わす。〔淮南子、人間訓〕智伯～韓・魏を從へて、襄子を晉陽に圍む。三國、謀をじ智伯を禽(とりこ)にして其の國を三す。此れ謂(いはゆる)人を奪ひて、反(かへ)つて人の奪ふと爲るなり。

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出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の通謀の言及

【共同謀議】より

…2人以上の者が違法な行為を行おうと合意すること。単に共謀あるいは通謀ともいう。英米法では，このような合意自体が犯罪として処罰される。…

※「通謀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」