連呼(読み)れんこ

精選版 日本国語大辞典 「連呼」の意味・読み・例文・類語

れん‐こ【連呼】

〘名〙
① つづけざまに呼ぶこと。しきりに呼ぶこと。〔文明本節用集(室町中)〕
ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉五「『川口、川口釜之助さんをおねがいいたしまあす』と連呼して歩くのである」 〔蜀志‐劉封伝〕
② (「現代かなづかい」の用語) (国語の語構成要素として)同一の音節がつづけて発音されることを「同音の連呼」という。その際、「ただしい(正)」の「だ」、「ちぢむ(縮)」の「ぢ」のように第二の音節が第一の音節の清音に対する濁音となっている場合がある。この場合を「現代かなづかい」は、「同音の連呼によって生じた」と言っている。

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デジタル大辞泉 「連呼」の意味・読み・例文・類語

れん‐こ【連呼】

[名](スル)同じ言葉何度も繰り返して大声で言うこと。「スローガン連呼する」
[類語]呼ぶ呼ばわる疾呼する呼び掛ける声を掛ける呼び立てる呼び上げる呼び交わす点呼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「連呼」の読み・字形・画数・意味

【連呼】れんこ

くりかえしよぶ。

字通「連」の項目を見る

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