連奏(読み)れんそう

精選版 日本国語大辞典 「連奏」の意味・読み・例文・類語

れん‐そう【連奏】

〘名〙
① 平安時代以降、官職位階を申請する奏文申文款状)に複数の者をまとめて記載して提出すること。また、その文書特定官司の官人用の書式で、神祇官陰陽寮典薬寮などが用いた。
朝野群載‐一五・康和二年(1100)正月二一日・陰陽寮拝任官人品官等連奏「連奏」
同種楽器を二人以上で同時に演奏すること。
※ふらんす物語(1909)〈永井荷風晩餐「四五人の伊太利亜人が連奏する細くて早いギタアの曲」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「連奏」の意味・読み・例文・類語

れん‐そう【連奏】

[名](スル)二人以上で同種の楽器を同時に演奏すること。「ギター連奏する」

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