逸書・佚書(読み)いっしょ

精選版 日本国語大辞典 「逸書・佚書」の意味・読み・例文・類語

いっ‐しょ【逸書・佚書】

〘名〙 (「逸」は、なくなる、世に知られないの意)
古文尚書。また同様に前漢のころ、大学以外に伝わっていたとされる経書
史記抄(1477)一〇「此が惣計四十二篇今亡ぞ。逸書と云ものなり」 〔史記‐儒林伝〕
② 古い時代に、世の中から失われたとされていた書物
※伊沢蘭軒(1916‐17)〈森鴎外〉五〇「西土休誇文物美。逸書多在我東方」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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