過書(読み)かしょ

世界大百科事典(旧版)内の過書の言及

【過所】より

…789年(延暦8)7月の三関(さんかん)停廃後は律令制的な過所制度も衰退した。【館野 和己】
[中世]
 鎌倉時代以降中世においては〈過書〉と誤って書かれることが多い。もともとは関所通行の許可証であったが,鎌倉時代になると,幕府より東海道などの宿駅で人馬の便宜をはかることを要請して発給された文書や,通行税徴収のための経済的関所へと変化した中世の関所における関銭等の免除状をさしていう。…

※「過書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android