過状(読み)かじょう

精選版 日本国語大辞典 「過状」の意味・読み・例文・類語

か‐じょう クヮジャウ【過状】

〘名〙 令制における公文書ひとつ。怠慢や手ぬかりについてわびる解(げ)過怠をあやまる書面怠状
正倉院文書‐宝亀二年(771)閏三月九日・中室浄人解「中室浄人解 申進過状事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「過状」の意味・読み・例文・類語

か‐じょう〔クワジヤウ〕【過状】

過失をわびる書状。わび状。あやまり状。怠状。
「公家とがめ仰せられて、検非違使―奉りけるとぞ」〈続古事談・五〉

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