デジタル大辞泉
「道中」の意味・読み・例文・類語
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どう‐ちゅう ダウ‥【道中】
〘名〙
① 旅の途中。街道を移動する間。旅中。旅上。〔文明本節用集(室町中)〕
※御触書寛保集成‐二二・寛文五年(1665)一一月「中仙道伝馬宿申渡〈略〉道中宿々にて」 〔戦国策‐斉策・閔王〕
② たび。旅行。
※浮世草子・好色盛衰記(1688)四「
吉日に武州を旅だち、さだまりの道中
(ダウチウ)」
③ 江戸時代、街道の意。「奥州道中」「日光道中」「
甲州道中」など。
④ (━する) 江戸の
吉原や京都の
島原などの遊里で、
遊女が郭内を盛装して供をつれてする行列。
揚屋入りや引手茶屋へ客を迎えに行くおり、または、突き出し披露や、その他特定の日などに行なわれた。
花魁(おいらん)道中。
※評判記・吉原讚嘲記時之大鞁(1667か)ゆふきり「道中より、ざしきにてみたるは、なを位ありてうつくし」
※雑俳・柳多留‐六四(1813)「御座敷てする道中は手かあるき」
⑥ 手ぬぐいのかぶり方の一つ。
みち‐なか【道中】
〘名〙
① 目的地へ行く道の途中。
※
古事記(712)中「
御杖を以ちて
大坂の道中
(みちなか)の
大石を打ちたまへば、其の石走り避りき」
② 道路のまん中。路上。
※
落窪(10C後)二「
ほかの
小路に引きもて来て、道なかにうちすてて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「道中」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報